1年前にステージ4の舌がんの手術を受けた俳優の堀ちえみさん。手術前のようになめらかにしゃべることはできませんが、治療や復帰への思いを語ってくれました。 2019年1月21日、半年間続いていた舌の痛みが耐えがたくなり、都内の大学病院を受診しました。偶然キャンセルが出て、運良く診てもらうことができたのです。 「ご家族は近くに住んでいますか?」 ただれて腫れ上がった舌を見るなり、医師は聞きました。 「先生、がんでしょうか?」 と問うと、医師は「はい。一刻も早く検査入院を」とおっしゃった。 頭の中が真っ白になりました。でもこのときは涙は出ず、ある意味、冷静でした。 夫にラインで連絡し、検査入院の段取りをつけました。ひとりで気持ちに向き合いたかったからか、病院から出ると、足は閉店間際の美容院に向かいました。「肩につかない長さまでバッサリ」とお願いしました。 「私の人生、終わっていいのかもしれない」 髪を切ってもらっている間、そう思っている自分がいました。 【詳しくは】
堀ちえみ,変
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